WordPress
WordPressを紹介しますがその前にCMSについても触れないといけないので触れておきます
この記事の目次
CMSとは
Contents Management System(コンテンツ・マネージメント・システム)の頭文字をとった略称です。
web制作に必要な専門的な知識が無くても、webサイトやコンテンツを構築・管理・更新できるシステムのことを言います。
新しい情報を発信していくスタイルのWebサイトであれば、CMSを使うとこの作業がとても速くなるのでCMSがよく利用されます。
サイトに新しいページを追加したいと考ます
考えられる手順は
1. HTMLを作る
2. 新しいHTML用のcssを追加する
3. imgも必要ならば用意する
4. サーバーにアップロードor上書き
ざっくり見てもこんな感じです 必要ならばJSを追加しなくてはならないし、そもそも知識がないと実現できません。
CMS(WordPress)を利用した場合
1. Webブラウザに記事の文章を入力する
2. 使う画像をアップロードする
3. 公開ボタンを押す
というような感じで、特別な知識を必要とせず、サイトの更新や、構築(テーマと呼ばれるテンプレートを使った場合)が簡単に実現できます。
CMSのメリット
- 更新作業には専門的な知識を必要としないため、クライアントが直接更新作業をできる
- Webブラウザと通信できる環境があればどこでも更新作業ができる
- 上記2点から作業スピードが速くなる
CMSデメリット
- CMSから更新作業の操作する方法を学ぶ必要がある
- ページごと大幅なデザイン変更をしにくい
- セキュリティの面で不安がある(IDとパスワードでログインして作業する形なので破られると乗っ取られる)
CMSに向くサイト
情報発信を多く必要とし更新頻度が高い場合や、webサイトの規模が大きい場合特に有効だと言えます。
- コーポレートサイト
- ニュースサイト
- ブログサイト
- ECサイト(専用のcmsを使ったほうがいい)
CMSに向かないサイト
ページ数が少なく、更新頻度も少ないサイトや、デザイン性の高いページを必要とする場合CMSを導入する必要は薄いと思います
- ランディングページ
- プロモーションサイト
- オウンドメディアサイト
WordPress
代表的なCMSが今回紹介する「WordPress」になります。
WordPressはオープンソースで利用が無料、誰でも自由にカスタマイズできるCMSで、元々はブログを作るために作られてきたようです。
システム部分にはPHPというサーバー内で動く言語が使われていますので利用するにはWebサーバーが必要になります
世界で使われているCMSの60%近くのシェアを誇り、日本では80%近くに上る最もメジャーなCMSです。
参考 ※ 2020年1月時点のデータです
WordPressのメリット
特別な知識がなくてもページを追加、更新できる
WordPressは記事の管理画面が、よくあるブログサービスのようなインターフェースで設計されているので、直感的に記事の追加や編集、画像や動画の挿入ができます。
特別な知識は必要ありません
形にこだわらなければWEBサイトの構築が簡単
WordPressのサイトを作る場合サーバーが必要です。
大体のレンタルサーバーには「かんたんインストール」という設定をすべてしてくれる機能が備わっています。
WordPressはデータベースという、記事のデータ(記事のタイトルや本文、画像のパス)が入れておく収納スペースのようなところから、ページの読み込みごとにそのデータを探して取ってくる動きをするのですが、これらの設定も自動でサーバー会社が行ってくれます。
プラグインが充実していて拡張性が高い
お問い合わせフォームを設置したいというときに、HTMLであればPHPを使ってプログラムを作る必要がありますが、WordPressの場合はそれが不要です。
プラグインが豊富に用意されているので、そのプラグインを探してきて「インストールする」ボタンを押し、「有効化」するだけで実装できてしまいます。
WordPressのデメリット
表示スピードが若干遅くなる
HTMLは、ページごとにコードを書いたファイルをサーバーに置いてあるだけです
ページを表示する場合そのファイルを表示するだけなのでスピードが早いです。
WordPressは、ページごとに利用するテンプレートファイルを選定し、
データベースからページ内に表示するデータを探して取ってきて出力しページを構築するため、HTMLに比べると表示スピードがどうしても遅くなってしまいます。
セキュリティの心配
WordPressはログインして記事の追加や修正を行います
ログイン画面に、IDとパスワードをランダムに超高速に試されたり、総当たり( ブルートフォースアタック)で試されることで、不正ログインされてしまう可能性もあります。